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これはまず聴いておきたい!吹奏楽の定番曲10選

みなさんこんにちは、夢咲すずです!

みなさん、吹奏楽曲って普段から聴いてますか?中には吹奏楽部に入部したけど、自分たちの演奏した曲以外の吹奏楽曲ってよくわからない……。そんな人もいるのではないでしょうか。今回はそんな人たちのために、これはまず聴いておきたい!吹奏楽の定番曲10選を紹介していきます!

おことわり
この記事は筆者の独自調査で書かれたものです。あの曲が入ってない、といったクレームは受け付けません。また、紹介する曲の中には厳密には吹奏楽曲ではないものも含みます。作曲・編曲者名はすべて敬称略です。

アルセナール


ヤン・ヴァン・デル・ロースト作曲のコンサートマーチです。この曲は演奏会などでオープニングとして1曲目に演奏されることも多い、吹奏楽の定番曲のひとつです。筆者の私も現役時代は演奏会の1曲目やアンコール曲としてよく演奏しました。演奏会の曲決めに困ったときはこのアルセナールがオススメ!

豆知識
この曲の拍子は2/4拍子。この曲に限らず、マーチ(行進曲)は基本的に2/4拍子の曲が多く、その理由は「ワンツー、ワンツー」と行進するさまを表現しているからなのです。でも日本の吹奏楽コンクール課題曲でよく見るマーチは4/4拍子で書かれているものが多いですよね。行進するためのマーチではなく、聴かせるためのマーチに変化しつつある、ということなのでしょうか……?誰か詳しい人がいたら教えてください。

アルヴァマー序曲


ジェイムズ・バーンズ作曲の吹奏楽曲です。冒頭部は特にかっこよくて印象的ですよね。実際、筆者の在籍していた高校の吹奏楽部ではこの曲の冒頭部のみをとあるイベント用に演奏したこともあります。

もちろんかっこいいのは冒頭部だけではありません。クラシック音楽はよくわからないけど、ゲームや映画が好きだという人ならこういう勇敢なイメージの曲は気に入るのではないでしょうか?この曲も演奏会などで多くの団体に演奏されているオススメの1曲です!

 

交響詩「ローマの祭り」より


言わずと知れた名曲、ローマの祭り。 この曲は吹奏楽曲の定番としてよく語られる曲のひとつなのですが、実は元々はオーケストラ編成の曲なんですよね。オットリーノ・レスピーギ作曲の交響詩で、同作者による『ローマの噴水』、『ローマの松』とあわせてローマ三部作とも呼ばれています。

日本では吹奏楽コンクールで多くの団体に演奏されてきました。コンクールでは制限時間に収まるようにカットが行われますが、フル尺では全4部からなる演奏時間24分ほどの曲です。上に貼った動画はフル尺なので、コンクール用の短いバージョンしか聴いたことがないという人はぜひ、ゆっくり聴いてみてください!

 

アルメニアン・ダンス パート1


続いては、アルフレッド・リード作曲のアルメニアン・ダンス パート1です。西アジアの国、アルメニアの民謡をテーマにして作られた曲で、日本では吹奏楽コンクールや演奏会などで頻繁に演奏されています。

あれ、パート1ってことはパート2もあるの?と思ったそこのあなた。鋭い!実はパート2もあります。でも日本でよく演奏されるのはパート1の方だけですよね。YouTubeとかを探してみるとパート2の演奏もいくつか上がっているので、気になった方は聴いてみてください。

 

三つのジャポニスム


この曲は日本を代表する吹奏楽作曲家の一人、真島俊夫作曲の吹奏楽曲です。日本がテーマになっていて全体的に和風テイストな楽曲ですね。『鶴が舞う』、『雪の川』、『祭り』の3部構成で演奏時間は18分ほどなのですが、作曲者の真島俊夫さん自身によって8分ほどに再編集されたバージョンがあり、吹奏楽コンクールなどではこちらがよく演奏されています(上に掲載している動画がそれ)。

『鶴が舞う』の曲中には鶴の羽音の描写があります。この羽音をどうやって表現するのかも見どころのひとつですね。私が高校時代にこの曲を演奏したときは、扇子と封筒を活用して表現していました。

さらに『祭り』では和太鼓や当たり鉦などの和楽器が大活躍!聴きごたえも演奏しごたえも最高な1曲です!

豆知識
この曲のタイトルにもなっている「ジャポニスム」とは、19世紀後半にヨーロッパで流行した日本の文化や美術のことを指すフランス語です。日本っぽさが特徴的なこの曲ですが、音楽的には西洋の技法が使われています。西洋の技法で描かれた日本、まさしく「ジャポニスム」というわけですね。そんな背景があるので、楽譜では英語表記の代わりにフランス語が使われています。

 

マードックからの最後の手紙


日本の作曲家、樽屋雅徳作曲の吹奏楽曲です。日本の吹奏楽界ではとても人気の高い曲のひとつで、吹奏楽コンクールや演奏会など、様々な場面で多くの団体によって演奏されています。小編成でも迫力のある演奏ができることから、コンクールでは比較的、小編成の団体が演奏することが多いです。

この曲はタイタニック号沈没事件をテーマにした曲で、マードックはそのタイタニック号に乗船していた航海士でした。マードックは航海中に家族に宛てて手紙を書く日課があったと言われており、それはタイタニック号に乗船しているときも同じで手紙を書いていたのではないかと予想されます。しかし、その手紙は仮に存在していたとしても船と共に海の底へ沈んでしまいました。

あくまでもこの曲は樽屋雅徳さんの想像と解釈によるものですが、こういう背景を踏まえてこの曲を聴いてみると、マードックが最後に遺した手紙の内容、家族への想いが見えてくるような気がしてきますね。

 

マゼランの未知なる大陸への挑戦


同じく、樽屋雅徳作曲の吹奏楽曲です。マードックからの最後の手紙同様、この曲も吹奏楽コンクールの小編成の部や演奏会などでよく演奏されている人気の高い曲です。

この曲のテーマになっているのは探検家のマゼランです。当時はまだ海の向こうに何があるのかなど誰も詳しく知らなかった時代。マゼランはヨーロッパから西回りでインドへ向かう航路を発見するべく航海に出て、初の世界一周を成し遂げた人物として知られていますよね(実際にはマゼランは航海の途中にフィリピンで亡くなっており、世界一周をして帰ってきたのはマゼランの部下)。

 

ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶


福島弘和作曲の吹奏楽曲です。この曲もまた、吹奏楽コンクールや演奏会などでよく演奏される人気の高い曲のひとつです。

1954年、日本の漁船「第五福竜丸」がアメリカ軍の水素爆弾実験による放射性物質(死の灰)を浴びた被爆事件を題材に描かれた絵画『ラッキードラゴン』から影響を受けて作曲されたこの曲には、福島弘和さんが核実験などに対して何か考え感じるきっかけになってほしいこの事件を忘れてはならないという想いが込められています。

 

宝島


ここからは少し気分を変えて、ポップスのお時間です!まずは定番中の定番、宝島。たまに吹奏楽のオリジナル楽曲と勘違いされますが、この曲はフュージョン系バンドのTHE SQUARE(現 T-SQUARE)の楽曲を真島俊夫が吹奏楽にアレンジしたものです。

吹奏楽に編曲されるに伴い、フュージョンだった原曲からサンバ調にアレンジされました。ラテンパーカッションが特徴的で、吹奏楽が好きな人は冒頭のアゴゴベルのフレーズを聴くだけですぐに宝島を連想する人が多いです。それだけ多くの人たちに親しまれてきた名曲ということですね。

THE SQUAREによる原曲もなかなかかっこいいので、ぜひ聴いてみてください!アレンジされた曲を演奏する際は原曲を知ることでより理解を深めることができますからね。

豆知識
フュージョンとはジャズから派生した音楽ジャンルのひとつで、ジャズ、ロック、ラテン音楽や電子音楽など様々なジャンルの要素を取り入れた音楽のジャンルです。まさに融合。

 

エル・クンバンチェロ


最後に紹介するのはラファエル・エルナンデス作曲のエル・クンバンチェロ。原曲がラテン音楽ということもあり、冒頭からボンゴやコンガといったラテンパーカッションが活躍します。

この曲は演奏会でよく演奏されるほかにも野球応援の定番曲としても知られていますね。金管楽器がとても目立つ曲なので、屋外での演奏にもとても向いています。屋外イベントで演奏をする機会があったらこの曲がオススメです!

ちなみに、エル・クンバンチェロは太鼓をたたいてお祭り騒ぎをする人々という意味があるそうです。騒げー!お祭りだー!クンバンチェローーー!!!!!

 

というわけで、以上が私のオススメする吹奏楽の定番曲10選でした!聴いたことある曲があったという人も、知らなかった曲があったという人も、この機会に吹奏楽曲をいっぱい聴いてみてはどうですか?曲を聴くことで曲や音楽に対する知識や理解を深めたり、あとは通勤・通学中や何か作業をしながら聴く音楽もいいですよね。

この記事を通してみなさんに吹奏楽曲っていいじゃん!って思っていただけたらとても嬉しいです!吹奏楽は楽しいよ!


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この記事を書いた人

夢咲すず

吹奏楽七天候のリーダー。パーカッションや音楽制作のほか、ブロガーやライターとしても活動中です!好きな休日の過ごし方は10時間以上寝ること。よろしくお願いします…Zzz

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